1. ゲーム紹介
『ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei)』は、Sucker Punch Productions が手がける新作オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー。2025年10月2日に PlayStation 5 向けに発売されました。
物語は、江戸時代初期、蝦夷地(現代の北海道付近)を舞台に、幼き頃に家族を殺された武芸者「篤(あつ)」が、仮面をかぶる敵「羊蹄六人衆(ようていろくにんしゅう)」への復讐を誓い旅をするというもの。
ゲーム性は、広大なフィールド探索と剣術/武器切り替え型の戦闘、さらには多様なモード切替(黒澤モード、三池モード、渡辺モードなど)による映像演出の変化も魅力。
また、本作はストーリーの自由度も向上しており、羊蹄六人衆を撃破する順番を選べる構成を取り入れているほか、従来のジャーナル形式ではなく、「狼の群れ」と呼ばれる手法で、主要キャラクターが星空の下で接触して進行を案内する仕組みを導入しているとの報道もあります。
なお、本作には将来的な DLC/追加モードとして、マルチプレイモード「Legends」の配信が予定されており、2人でのストーリーミッションや 4 人参加型のサバイバルマッチが導入される予定との情報もあります(2026年配信予定)。
本作は、前作『ゴースト・オブ・ツシマ(Ghost of Tsushima)』の精神的後継作とされつつ、舞台・主人公・演出を刷新し、新たな名作を目指す意欲作として注目されています。
2. 基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei) |
開発元 | Sucker Punch Productions |
ジャンル | オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー |
発売日 | 2025年10月2日 |
プレイ人数 | シングルプレイヤー |
価格 | ・通常版:8,980円 ・デジタルデラックス版:9,980円 ・コレクターズ版:31,980円 |
対応プラットフォーム | PlayStation 5 |
■ 通常版とデジタルデラックスエディションの違い
通常版 | デジタルデラックス版 | コレクターズ版 | |
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価格 | 8,980円 | 9,980円 | 31,980円 |
収録内容 | ・ゲーム本編 | ・ゲーム本編 ・ゲーム内アイテム | ・ゲーム本編 ・ゲーム内アイテム ・帯、刀鍔レプリカ、紙製イチョウ模型 ・アートカードセット |
3. 注目ポイント
- 映像モード切り替えで演出自在
本作には「黒澤モード」「三池モード」「渡辺モード」といった演出モードが搭載されており、それぞれ視覚・音響が異なる演出となります。たとえば、黒澤モードはモノクロ調と風の効果強化という演出、三池モードは激しい視点変化と泥・残酷表現重視、渡辺モードは lo-fi 音楽を導入して落ち着いた探索を演出するなど、プレイヤーの好みに応じた“見せ方”が選べるのが魅力です。
- 自由度の高い撃破順とストーリー構成
本作では、羊蹄六人衆を倒す順番をプレイヤーが選択できる構造を採用。これにより、リニアな一本道的ストーリーではなく、プレイ順序によって体験が変わる柔軟性が生まれています。
- 新しい進行手法と没入感向上の仕組み
従来のオープンワールドゲームでよくある“マップ上での目的地指定/ジャーナルメニュー”に代えて、本作では「狼の群れ」と呼ばれるシステムが採られ、主要キャラクターが星空の下でプレイヤーに接触し、物語を提示すると報じられています。これにより、“ゲームがプレイヤーに語りかけてくる”ような体験設計を目指しているようです。
4. まとめ
「ゴースト・オブ・ヨウテイ」は、前作『ゴースト・オブ・ツシマ』とつながりを持ちつつも、舞台・主人公・演出・物語構造を大胆に刷新した、新たな作品への挑戦として非常に魅力的です。復讐を背負って一人で戦う篤の旅は、切なさと凶刃のバランスを孕み、モード切替演出やストーリー自由度の設計など、遊び手への選択肢も豊富です。個人的には、演出モードを切り替えながら風景を眺めつつ、どの順序で敵を倒すか悩む自由度と、その先に描かれる篤の心象がどう揺れていくかが楽しみです。DLC「Legends」によるマルチプレイ展開も加われば、単なる一人旅だけでは終わらない拡張も期待されます。PS5ユーザーなら見逃せない一作になる予感が強いですね。
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