【レビュー】『風燕伝:Where Winds Meet』を10時間プレイしてみた

レビュー

1. プレイ状況

私はPC版で10時間ほどプレイして第1章をクリアしました。
執筆(11月16日)時点でレベル上限は30レベルで第2章を開始するには32レベルが必要なので、解放されている部分までは進めています。※11月17日は上限が40レベルになる様子。
ちなみにオンライン要素もあるようですが私はオフラインでしか遊んでしません。オンライン要素は全く理解できていなのでご承知おきを!

2. ゲーム概要

『風燕伝:Where Winds Meet』は10世紀中国・五代十国時代を舞台にした、武侠オープンワールドARPGです。権力争いと陰謀が渦巻く乱世の中で、プレイヤーは名もなき若き剣客として旅に出ます。どんな生き方をするかは自由で、戦闘はリアルタイムアクションで、軽攻撃・重攻撃・回避・パリィを組み合わせる、やや“SEKIRO寄り”の手触り。空を舞ったり、壁走りを決めつつ戦う武侠スタイルが本作の売りですね。

詳細を知りたい方は以下からどうぞ

3. 実際に遊んで感じたこと

多彩な戦闘アクション

まず一番テンションが上がったのは戦闘アクションの気持ちよさです。
敵の攻撃に合わせてタイミングよくパリィ→専用アクションまで持っていく流れがとにかく気持ちいい。成功すると効果音も重くて「今の俺、絶対カッコいいだろ…」って自己満足に浸れます。

武器が7種類、武術は武器種毎に2つずつ(縄鏢のみ1つ)で合計15種類から自分に合った2つのスタイルを状況に応じて切り替えることができます。武器は剣、槍、扇、斬馬刀、双剣、傘、縄鏢が存在して、ソロでやるなら扇は必須だなと思いました。遠距離&回復スキルがあるので回復手段が少ない本作では役立ちます。
もう1つの武器は自分の好みで大丈夫です。ちなみに私は扇を2つ担いでいました。

やりこみ要素抜群のオープンワールド

オープンワールドとしての作りもかなり力が入っています。
味方NPCが暮らす街や敵拠点がそこら中に点在しているほか、制限時間内に全てのアイテムを拾ったり、NPCを会話するミニゲームや収集要素も充実しています。


また、馬をゲーム序盤で貰えたり、スタミナがある限り壁を登れたり、ファストトラベル地点が多く、オープンワールドにありがちな移動に面倒くささも感じません。フィールド内を歩いているだけでも時間と天候の変化も細かくて、夕暮れの城門前で琵琶の音が流れてくる瞬間なんかは、素直に「これ無料でいいの?」と思うレベルです。ローンチ初日の同接14万人超というニュースも納得の完成度です。

オンライン要素ありのオープンワールドアクションRPG

グラフィックはMMOっぽい感じの本作ですが、実際に触った感覚は「オンライン要素ありオープンワールドアクションRPG」です。フィールドボスやレイド的コンテンツは他プレイヤーと協力しがら遊ぶこともできます。ギルドやPvPエリア要素もあるので、友達と遊びたいという方でも十分に楽しめる作品です。

MMO勢からすると物足りない部分もありそうですが「最近フルプライスMMOに疲れた」「でも誰かとワチャワチャ遊べる場は欲しい」という層にはかなりちょうどいい温度感だと感じました。

4. 気になったこと

UIが複雑すぎる

チュートリアル後に一気にシステムが開放されるため、初日は正直かなりごちゃっとした印象。才能・心法・武功・生業・装備強化……とタブが多く、慣れるまで「どこで何をいじるんだっけ?」となりがちです。
コンテンツが多いのはいいのですがもう少し分かりやすくしてほしいです…

テキスト多い

プレイした方はわかると思います。とにかくテキストが多い!!
特にストーリーで酔っぱらいと会話をする場面があるのですがこれ必要あるの?となります。
現状、音声は英語と中国語しか対応していないためながら聞きもできません。あと私に問題があるのかもしれませんが、中国語の名称も難しく頭に入ってこず、ストーリーは雰囲気で楽しんでいました。

難易度にムラがある

雑魚戦は割とヌルいのに、特定のボスだけ急にSEKIRO並みにシビアな受け流しを要求してきたりと、難易度ムラを感じる場面が多く、アクションが苦手な人には、ここが最初のつまづきポイントになるかもしれません。ただし難易度の変更ができるので、どうしても攻略できない場合は難易度を落とせるは良いですね。

まとめ

美しい10世紀中国の風景、テンポの良いアクション、細かい粗さやUIの不親切さはあるものの、それを差し引いても「遊んで良かった」と素直に言えるタイトルです。
最近の大作オープンワールドにちょっと飽きてきた人や、昔から武侠ものが好きだった人は無料で遊べるのでぜひこの世界に飛び込んでみてください。

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