【レビュー・評価】カービィのエアライダーは面白い?前作100時間勢が10時間遊んで感じた良い点・不満点

レビュー

カービィのエアライダーは買い?前作100時間勢の評価まとめ

Switch2 専用で登場した『カービィのエアライダー』。
「前作のエアライドが大好きだった身としては期待せざるを得ない…!」ということで、発売から10時間ほど遊んでみました。

結論から言うと、

  • 「シンプル操作なのに奥深い」「4モードで遊びの幅が広い」部分はしっかり進化
  • 一方で、
    • シティトライアルのマップが1つだけ
    • レースモードでの大逆転要素がほぼない
    • 終盤のマシンスピードは人を選ぶレベル

という、かなり“好みが分かれるポイント”も抱えている作品だと感じました。

前作エアライドを100時間は遊んだ身から見ると、
「ちゃんとあの楽しさは帰ってきた、けど人によっては刺さらない」というのが正直な評価です。

この記事では、

  • 実際に遊んでみて良かったところ・気になったところ
  • 難しい?酔う?初心者や1人プレイでも楽しめる?
  • どんな人におすすめ/おすすめしないか

をまとめていきます。

プレイ環境と前作プレイ歴

まずは、私のプレイ状況と前提から。

  • プレイ時間:合計 約10時間
    • エアライド
    • ウエライド
    • シティトライアル
    • ロードトリップ
      を一通り触ったうえでのレビューです。
  • 前作『カービィのエアライド』は、おそらく 100時間以上プレイ
    • 当時は友達と集まって、ひたすらシティトライアルを回していました。
  • 今作のオンライン要素はまだ未プレイ
  • クリアチェッカーは、4モード合計でまだ半分に届かないくらい
    • いわゆる“やり込み勢”ではなく、「一通り遊んで雰囲気や遊び心地がわかる段階」のレビューになります。

ガチ勢のフレーム単位の対戦環境というより、
「普段からいろいろゲームを遊んでいるプレイヤー目線」での感想として読んでもらえるとちょうどいいかなと思います。

カービィのエアライダーはどんなゲーム?ざっくり概要

『カービィのエアライダー』は、カービィたちが「エアライドマシン」に乗って走り回る、アクション寄りのレースゲームです。

操作は基本的に Aボタンとスティック、+αのボタン くらいで完結
それなのに、

  • チャージのタイミング
  • 地形を利用した滑空
  • コピー能力での妨害
  • マシンごとのクセ

が絡んでくることで、ちゃんと奥深い駆け引きが生まれます。
のんびりした世界観と、わちゃわちゃしたパーティ感。
前作同様、1人でもみんなでも遊べるアクションレーシングというイメージですね。

説明は、別で書いた紹介記事にまとめています。

良かったところ

シンプル操作なのに奥深いレースが楽しめる

まず一番に感じたのは、「操作のわかりやすさと奥深さの両立」です。
基本は

  • 走る
  • 溜める
  • 解放する
    の繰り返しで完結するので、初見でもすぐレースに混ざれます。
  • ゲーム中に使うのは、
    • Aボタン
    • Yボタン
    • 左スティック
      が中心で、複雑なコマンドは一切なし。

それでも、

  • 溜めのタイミング
  • 坂を利用した滑空
  • 着地後の加速をどこまで活かせるか
  • コピー能力をどこで使うか

などを詰め始めると、プレイスキルの差がハッキリ出るレースゲームになっていきます。
「今のライン取り完璧だった!」という感覚は、前作から変わらず健在。
シンプルな操作体系の中で、ちゃんと上達を実感できるのは、さすがエアライドだなと感じました。

4つのモードで遊びのリズムを変えられる

本作には大きく分けて4つのモードがあります。

  • エアライド(王道レース)
  • ウエライド(見下ろし視点レース)
  • シティトライアル(街を駆け回る準備パート+スタジアム)
  • ロードトリップ(一人用ストーリーモード)

個人的に一番好きなのは、やはりシティトライアルですが、それぞれキャラが立っています。

エアライド:テンポの良い王道レース

  • コースは短めで、「あと1レース…」が止まらない中毒性あり。
  • マシンごとに滑りやすさや最高速が違い、「自分に合ったマシン探し」が楽しい。
  • ショートカットやコピー能力での逆転もあるので、マリオカート経験者ならすんなり入れるモードです。

ウエライド:俯瞰視点で駆け引きが楽しい

  • 見下ろし視点になることで、コース全体や相手の位置が見やすいのが特徴。
  • あえて壁にぶつけてラインを調整したり、ポジショニングの駆け引きが重要になります。
  • 操作もテンポも軽く、友達とワイワイやるのにぴったり。

シティトライアル:毎回ちがう物語が生まれるモード

  • 制限時間内に街を走り回り、パワーアップアイテムでマシンを鍛える。
  • 最後にランダムなスタジアム(ミニゲーム)で決着。
  • 序盤に目当てのマシンを引けた時の「勝ち筋見えた」感、終盤の伝説パーツ争奪戦、スタジアム発表時の「え、そっち!?」というノリ…前作から続くエアライドの“真骨頂”はしっかり感じられます。
  • 今作では4つの候補からスタジアムを選べるようになり、理不尽さを少し抑えつつも、毎回違う展開を楽しめる絶妙なバランスになっています。

ロードトリップ:一人用ストーリーモードとして優秀

  • 物語やルート選択によって展開が変わるので、エアライド世界をじっくり味わいたい人に向いています。
  • 旅をしながらお題をこなしていく、一人用のストーリーモード。
  • 前作未プレイの人がゲームに慣れるのにも最適で、「チュートリアルを兼ねたストーリーモード」としてよくできています。
  • 道中でマシンを拾ったり、ショップや休憩所で少しずつ強化していく進行も気持ちいい。

BGMとビジュアルが最高で、見ているだけでも楽しい

エアライドといえば、やはり BGMと演出の気持ちよさ も外せません。
前作経験者には懐かしいフレーズが散りばめられていて、「あ、この曲!」となる瞬間がたくさん。未経験の人でも、グルメレースなど「どこかで聞いたことがある」楽曲が多く、自然とテンションが上がります。
また、キャラの動きや表情も相変わらずかわいく、走っているだけで画面が賑やか。
見た目のカスタマイズ要素もあるので、自分の好みに合わせて見た目を変えられるのも嬉しいポイントです。

気になったところ・注意点

シティトライアルのマップが1つだけなのが惜しい

シティトライアルは今作の目玉モードだと個人的には思っているのですが、マップが1種類しかないのは正直もったいないと感じました。
ゲームモード全体としてはボリュームもあり、発売直後〜しばらくは十分楽しめます。ただ、ディレクターの桜井政博さんが「DLCの予定はない。最初からすべて入れている」といった趣旨の発言をしていることもあり、長期的にはマンネリが心配です。
街自体の作りは良いだけに、せめてもう1〜2マップあれば、遊びの幅がかなり変わっただろうな…と感じました。

レースモードは逆転要素が少なく、実力差がそのまま出る

どのゲームでも最終的には実力が物を言いますが、本作のレースモードは「初心者が熟練者に勝つ展開」がほぼ起こらないバランスです。

マリオカートであれば、キラーやサンダーなどのアイテムで、極端に言えば運だけで勝ってしまう試合もあります。一方『カービィのエアライダー』では、そういった逆転アイテムがなく、一度付いた差をひっくり返すのがかなり難しいです。

実力差が近い同士でも、一度のミスからそのままズルズル差が開いてしまい、一方的な展開になりがち
ガチンコで腕を競うゲームとしては良くできていますが、ワイワイパーティゲームとして家族やライト層の友達を交えて遊ぶことを考えると、もう一歩“逆転のドラマ”があってもよかったかな、というのが正直なところです。

終盤のマシンスピードは速すぎて、酔う人も出そう

シリーズの持ち味でもある超スピードアクションは今作でも健在…どころか、終盤のマシンスピードはもはや制御不能レベルになることもあります。
シティトライアルでは3分間、ずっとマシンを強化し続けられますが、
終盤になると、自分がどこを走っているのか。敵がどこにいるのかを目で追うのが本気でつらくなることも

スピード感が好きな人にはたまらないと思いますが、
3D酔いしやすい人や、高速ゲームが苦手な人にはかなりキツい可能性があります。

難しい?酔う?初心者・1人プレイの遊びやすさ

ここまでの話を踏まえて「これから買う初心者や1人プレイヤー目線」でのポイントも整理しておきます。

難易度:操作は簡単、勝つのは難しい

操作自体は本当にシンプルなので、レースに参加するだけなら誰でもすぐできるレベル。

ですが、レースで安定して勝とうとすると、

  • コースの把握
  • 地形の使い方
  • マシンの特性理解
  • チャージ・コピーの使いどころ

など覚えることが多く、「触りやすいけど極めるのは難しい」タイプのゲームです。

1人プレイ:ロードトリップがかなり優秀

「オンライン対戦はいいから、エアライドの世界をじっくり味わいたい」という人にはぴったり。

一人用モードのロードトリップは、チュートリアルを兼ねたキャンペーンマシンやルート選択による攻略の工夫が楽しめるので、1人プレイでもかなり満足度高めです。

こんな人にはおすすめ・おすすめしない

おすすめできる人

  • 前作『カービィのエアライド』が大好きだった人
  • シンプル操作で、腕前がそのまま結果に出るレースゲームが好きな人
  • 同じメンバーで集まって遊ぶことが多い友達・家族がいる人
  • シティトライアルの「毎回ちがう展開」が好きで、ひたすら遊び続けたいタイプの人
  • 一人用のロードトリップで、じっくり攻略していくのが好きな人

あまりおすすめしにくい人

  • マリオカートのように、アイテム逆転でワイワイ盛り上がるノリを期待している人
  • 3D酔いしやすい/高速ゲームが苦手な人
  • パーティゲームとして「誰でもワンチャン勝てる」バランスを求めている人
  • 「シティトライアルは何種類ものマップで遊びたい」と思っている人

総評:Switch2 を持っているなら一度は触ってほしい一作

『カービィのエアライダー』は、

  • 簡単操作で誰でも走れるのに、やり込むほどテクニックが伸びる
  • 特にシティトライアルの「偶然と必然が交差する駆け引き」は、やっぱり唯一無二

という意味で、しっかり“エアライドの正統進化”と呼べる作品だと感じました。

一方で、

  • シティトライアルのマップが1つだけ
  • レースの大逆転要素が少ない
  • 終盤のスピードは本当に人を選ぶ

という、遊ぶ相手との相性をかなり選ぶゲームでもあります。

Switch2 でしか遊べないというハードルもありますが、もし環境があるなら、一度は体験してみてほしい一本です。

笑い声と「もう1回!」が自然と出てくるゲームであることは、前作から変わっていません。
エアライドが好きだった人なら、きっとあの頃の感覚を思い出せるはずです。

コメント